この方法で間違いないです!1階のコンセント増設。
コンセント増やしたいなって思う方って多いと思うんですよね。2階の家となれば1階のコンセントを増やすって大変です。モールを使用して露出配線で?それは極力避けたい所で配線ルートは床下が隠蔽できて一番きれいに収まります。ただ僕より少し素人の方は方法すら思いつかないと思います。僕も数年前まではそうでしたよ。でも大丈夫!!!この方法なら簡単にいけますよ。
一応以前ブログで方法的なのを書いてるので紹介を。
注意・・・電気工事士の免許が必要になります。この方法は外壁に面してる所では無力です・・・
必要な道具。
今回の道具の中で一番のポイントはこれ。

何これ!!!って感じと思いますが・・・木キリの延長するやつです。以前は400mmの長さの延長ビットを持ってましたが紛失しまして、ホームセンターに行ったら短いのしかなく延長につぐ延長。木キリの太さは18ミリを使用してます。一応12ミリでもVVF1.6-2芯は通りますが結構きついです。逆に太すぎるとクギに当たる可能性が出てくるので18ミリを選択しました。
他に特殊なのは無く、電線・コンセント・引廻しノコギリ・ハサミ金物くらいかなかと。床下で電線を固定するステップル(又クギ)もあれば床下で電線がぶら~んってならなくて良いと思います。
もちろん電動工具のドリルは必須です。
実践!!!
とりあえず前のブログで書いたイメージ図を。

先ほど紹介した延長ビットを使用してコンセントの穴から床下への穴を開ける方法なんですよね。イメージ図では長い木用キリを使用する想定でしたが、わざわざ他に使い道のない物を買うよりかは延長ビットを使用した方が良いかなと最近の僕は思いますね。
ではでは、とりあえず電源供給元のコンセントを外します。

安全の為ブレーカーは落としましょう。画像は裏ボックスまで外した状態。裏ボックスは左右どちらかでビス固定してありますよ。電線はプラスとマイナスの差し込み口の間の所にマイナスドライバーを差し込めば外れます

ここで確認してもらいたいのが、コンセントの左上のストリップゲージです。電線はビニールの被覆に覆われてますので銅線部分を出す必要があります。その銅線の長さが短かったり長かったりしないように表示してありますので注意を。
それでは延長ビットを使用して床下までのルート作りを。穴を開ける位置はこんな感じで。

壁際に行きすぎると反対側にコンニチワになるんで15~20ミリミリ程度内側にすると良いかと。角度は壁を傷つけない程度にたてて。あんまし斜めにすると反対側にコンイチワします。1番安心なのは反対側に誰か居てもらいながらやるのが良いかと。それと床合板には沢山のクギが撃ち込まれてるので、急にガリガリと感触が伝わった場合は穴開け位置の変更を。キリが痛みます。
穴が開いたら電線を突っ込んで貫通してるか確認を。

この時に気付いたんですよね・・・すぐ近くに配管とテレビの同軸ケーブルが居たって・・・傷つけなくて良かったなと。確認って大切ですよ。正直焦りましたよ。
次に増設するコンセントの位置出しを。

今回は壁際が良いって事で壁から30センチの所に開口を。ここで気を付けるのが柱の位置ですよね。通常の6畳とか8畳の部屋なら壁から400ミリ位の所に間柱がいて、それから455ミリ間隔で柱はいます。そこら周辺の開口は避けましょう!!!僕は最終確認は壁コンコンでいきましたが、不安な方は道具を使用するのがベストです。
コンセントの高さは既存の高さに揃えて位置出しを。

サイズはH90ミリW50ミリです。Hは95ミリでも大丈夫ですが大きすぎるのは元に戻らないので少し小さめに開口を。本来裏ボックスを柱に固定してやるのがベストなんですが、位置だしの失敗の可能性を考えるとハサミ金物を使用した方が良いかなかと。ハサミ金物はボックス固定よりかは強度が弱いのでコンセント使用時多少の多少気を付ける必要があります。多少の多少ですが・・・
今回は壁が何故か石膏ボードではなくコンパネだったんで、ひと手間加えます。

中心から36ミリの所に位置を出しを。これはコンパネにビス固定する時のさいずです。H76ミリW50ミリ。一応覚えとくと役に立つかもです。
って事でコンパネの開口を。

四隅は引廻しノコギリが入るようにステップドリルで。他は3ミリ位の鉄板キリで1周します。僕の引廻しノコギリがボロってのもありますが結構疲れるので小さい穴を沢山あけてます。

先ほど同様床下ルートを作れば下準備の完成ですよ。
床下配線は写真撮る気になれなかったので省いてコンセントの取付を。

いつも通りに電線剥いて挿すだけですよ。

コンパネなんで固定は楽ちんです。開口は疲れるけど強度もしっかりしてます。あとはプレートを取り付けて。

増設側の完成です。
何気にYouTubeでハサミ金物でのコンセント取り付け方法作ってみたので暇だったらご覧あれ。
続いて電源供給元の復旧を。

増設した電線をボックス内に入れ込んでボックスを固定します。ボックスは上下どちらでも電線を入れ込む事ができますが、既存同様上から入れ込むと綺麗かなかと。余談ですが、最近の家はコンセントの線とテレビ用の線やLANケーブルをボックス内でセパレーターを入れて分けるようにしてるらしいですが、どんな意味があるんですかね?知ってる方教えて下さい。
コンセントは送り配線用の差し込み穴があるので使用。後は復旧したら完成です。

ちなみにハロゲンヒーターとかを増設コンセントに使用する場合はコンセントに負担がかかるので圧着やコネクターを使用した方が良いです。今回は省きますが・・・
まとめ
作業時間的には1時間位で終わりました。初めての場合でも2時間あれば十分かなかと。気を付けるポイントは床下への穴開けの位置を慎重にと電線をストリップゲージ通りに剥いてるかです。電気は火事の原因になりますので、ストリップゲージは大切な事なんですよね。
ちなみに外壁面の場合はフレキシブルビットを使用したら開口部分から強引に出来なくもないですが、床下からキリで貫通するのが結局簡単らしいです。機会があれば頑張って撮影してきます。