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電気ブレーカーが落ちる原因と対処法を解説。

今回は電気のブレーカー事を。台所家電を使用してたら電気が切れたとか聞いたことありません?我が実家もありましたよ。ほとんどの原因はブレーカーの容量を超える電気を使用した場合。答えは単純だけど対処法って毎度ブレーカーを入れる?台所家電を1個だけ使用する?どちらも不便すぎますよね。そもそも他にも原因が・・・って事で解説していきます。

そもそも分電盤(ブレーカー)とは

とりあえず僕の書いた見にくい画像を。

基本構成はこんな感じになってて、左側のリミッター・真ん中の漏電ブレーカー・右側の分岐ブレーカーになってます。リミッターに関しては電力会社によっては不要の為、無い場合もあります。個別に説明していくと。

リミッターは電力会社との契約アンペアを超えないようになってる機器。東京電力の場合10アンペアから60アンペアまであり基本料金が違ってきます。ちなみに住宅で現実的ではない10アンペア契約は286円で60アンペアだと1716円と結構違ってきます。逆に関西電力等はアンペア契約が無いのでリミッターは取付ません。

漏電ブレーカーは名前の通り漏電を検知して電気を遮断してくれるブレーカー。住宅の場合主幹ブレーカーと言って配線保護の為に一定以上のの電流が流れると遮断してくれます。ちなみに漏電ブレーカーが落ちた場合は電力会社もしくは電気工事店に見てもらう事を強くおすすめします。

分岐ブレーカーは名前の通りで分岐して各部屋もしくは各コンセントの為のブレーカーです。ほとんどの容量が20アンペア(IHヒーター等は30アンペア)でそれを超えると遮断します。他にも何らかの原因で+と-がくっついてしまう短絡が起きた場合も遮断します。

分電盤は電気を分岐する為の設備ではなく電気を安全に使用する為の設備なんです。ブレーカーが落ちるという事は電気を遮断しないと危険って事を意味するんですよね。ただ毎回ブレーカーを上げるのではなく。対処した方が良いかなと僕は思いますね。

ブレーカーが落ちる原因

ブレーカーが落ちる原因は漏電・過負荷・短絡です。古くなって誤作動ってのは無視します。まずは1番多いのから

過負荷による分岐ブレーカーが落ちる。

ある程度の年齢を重ねれば大体の人が経験してるかなかと。特に台所周りで・・・分岐ブレーカーは

赤く囲ってる所。先ほども書きましたがここから各部屋やコンセントに電気が送られてるんですよね。分電盤を見てもらったら

こんな感じで名称が書いてる場合が多いかと。例えば①の台所は台所のコンセントや照明に。台所等は負荷が多いので⑤の様に単独回路が設けられてると思います。ただ折角の単独回路があるのに上手に使えてない場合も。先ほど言った分岐ブレーカーの容量は20アンペアなんですよね。それを超えたら落ちます。例えば・・・

こんな感じにケトル1000W・トースター1200W。日本は100Vなのでアンペアに直すと10アンペアと12アンペア合計22アンペアで余裕で落ちますよね。そもそも普通のコンセントの容量は15アンペアなのでブレーカー以前の問題ですが・・・この場合負荷を分散してあげる必要が出てきます。例えば⑥の所に使用するとか①の所に使用するとか。ただ台所家電には電子レンジに炊飯器とまだまだ高負荷の家電があるんですよね。その場合は同時に使用する可能性が少ない同士を同じにする事です。各家庭で生活スタイルが違うので一概には言えませんが、ご飯を炊いてる時はトースターを使用しない事が多いとか考えてみるのも良いかと。

ただ問題はどこのブレーカーがどのコンセントに行ってるか分からないって所ですよね。対処法は分岐ブレーカーを全部落としてから1個ずつ入れて確認していくしかないです。確認はスマホの充電器とかをコンセントに挿して電気がきてるか確認するというアナログ的な方法で。

面倒だけど僕的には効果があると思いますよ。負荷を分散する!!!大切です。それとコンセントの容量は15アンペア。覚えといてください。

漏電によって漏電(主幹)ブレーカーが落ちる。

漏電によってブレーカーが落ちる場合は

丸の漏電ブレーカーが落ちます。これが落ちた場合は基本素人ではどうにもなりません。電力会社もしくは電気工事店に連絡をとってすぐに来てもらいましょう。

そもそも漏電って言うのは、読んで字のごとくなんらかの原因で電気が漏れてるって事です。電線がダメになった???って思う方が多いと思われますが実際はエアコンの室外機等の屋外に置いてある電気設備が原因の可能性が高いです。

ブレーカーを入れても何回も落ちる場合、一度分岐ブレーカーを全部オフにしてから漏電ブレーカーを入れてみると漏電ブレーカーは落ちません。分岐ブレーカーで原因となっているカ所を遮断してる為です。それから分岐ブレーカーを1個づつ入れていくと、どこかで漏電ブレーカーが落ちると思います。それで不具合を抱えてるカ所の特定はできます。それ以外の分岐ブレーカーをオンにして漏電ブレーカーが落ちなければ一応電気は使用できます。

ただそれからの先の原因の特定は素人では無理なのでプロの方にお願いしましょう。

漏電してないのに漏電(主幹ブレーカー)が落ちる。

このケースは契約アンペアが小さい場合に起きる事があります。調理家電を使用してたら漏電ブレーカーが落ちたけど入れたら復旧した場合が多いかなかと。

図は単相三線式、60アンペア契約の場合です。ちなみに60アンペアあれば普通は落ちません。60アンペア契約でも単相三線式の場合赤色のラインに60アンペア、水色のラインに60アンペア流せれるのでマックス120アンペア使用可能なんですよね。実際にはそんな上手に電気を振り分ける事は不可能ですが・・・

図は負荷の偏った場合です。赤色のラインが66アンペア流れていますので漏電ブレーカーは落ちますよね。逆に水色のラインは40アンペアしか流れてないので落ちません。

水色のラインの方には余裕がありますので大きい負荷の18アンペアを振り替える事で

一応はブレーカーが落ちなくなります。ただね、絵で書くのは簡単ですけど実際には極端にアンペアが偏ってない限りは難しいと思います。電気の使用状況ってその場その場で違ってくるので。

アンペア測定は電流計という測定器が必要になります。なによりプロの方に任せる必要があります。僕の予想ではアンペア契約を上げる事をおすすめされると思いますが。ちなみに契約の変更は簡単ですが、幹線と言ってメーターから分電盤までの電線をやりかえる必要が出てきた場合は結構な金額が襲ってきますので覚悟を。

まとめ

長々と分かりにくい話をしてきましたが、大切な事は漏電ブレーカーが落ちた場合は電力会社もしくは電気工事店に連絡を!!!です。電気は目に見えませんので素人目では判断がつきません。ちゃんとした知識を持った人がちゃんとした測定器を使う事で不具合があっても安全に使用できるようになります。

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